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本の虫になりたいひと
@reaaaads3869
色んな本を読みたいです。
  • 2025年11月19日
    容疑者Xの献身
    ガリレオシリーズの型が二冊目にして分かったような気がする。最後にとんでもないどんでん返しがあるという構成である。今回もやられた。前回の沈黙のパレードと異なり、今回は献身が物語のキーだった。こんなにも深い愛情が存在するなんて私も知らなかった。
  • 2025年11月19日
    ノルウェイの森(下)
    病んだ魂は二度と戻らないと思う。この本を読んで改めてそう思った。読み終わって緑という名前の素晴らしさに感動した。植物の生命力を表す緑という名前に感動した。直子はまっすぐとした綺麗な髪を持っていたから「直子」だったのか? ここからはネタバレになってしまうので下の方に書くが、直子の人生は死に向かって直線だったから「直子」なのか?主人公が戻ってこれたのは、直子の首吊り死体を見てないからではないか。 直子が戻ってこれなかったのは姉の首吊り死体を幼少期に見たからではないか。 親しかった人の首吊り死体を見て、正しく受容できて生き続けることができる人もいる。 しかしこどもであった直子にはそれが不可能だったのではないか。 覚悟を決めた人間の描写がとても上手かった。
  • 2025年11月11日
    ノルウェイの森(上)
    この上巻はワタナベくんの心の成長を見届ける物語ではないと思う。ワタナベくんの周りの人たちのバックグラウンドを丹念に説明するための物語であるように思う。下巻でワタナベくんはどのような人間になって終末を迎えるのか、楽しみである。
  • 2025年11月4日
    文庫 生き物の死にざま
    この本はいろんな生き物の死に様を説明してくれる。「動物がこんなこと考えてるわけない」と思って筆者のことを疑ったりもしたが、そう言う話ほど頭に残った。9割の話が初耳だったので筆者の持つ知識の膨大さに感服した。 「動物がこんなこと考えてるわけない、と言い切るのは傲慢かもしれない…」と本を読み終わった今なら言える。作中の、本能と知性の話(蜂の話)を読んだからだ。この小話が1番印象に残ったので是非読んでみてほしい。 他の動物は今を生きることができる。人間は今を生きるだけでなく先を予想することをする。人間は未来をみることができる。そのうち輝かしい未来を望むことを希望と呼ぶのだ、という話は胸にグッときた。
  • 2025年10月24日
    風の歌を聴け
    風の歌を聴け
    高校生の時に初めて読んだ。今日、久しぶりに読み、1時間程度ぶっ通しで読み続け、今感想を書いている。 読者に想像させて勝手に感動させるのが上手い。村上春樹自身はそんなつもりで書いたわけでは無いのかもしれないが、勝手に心動かされたシーンがあった。 やはり、好きな作家である。
  • 2025年10月16日
    物語のある和菓子図鑑
    趣味で買った本である。いろんな和菓子があって自分の知らないことはまだまだあるのだと痛感した。教養は人生を豊かにするのだと思う。
  • 2025年9月22日
    ターン
    ターン
    初めは進行方法が読みにくくてちょっと後悔した。けれど読んでいると展開が早いし何より独特な進行に徐々に慣れてくる。楽しくなって読み進めたら、だいたい3回くらいで読み終わることができた。良い話だった。ロマンチックだった。
  • 2025年9月14日
    本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む
    みくのしんさんの『一房の葡萄』の読書の文章が好きだ。 『でもこういうときの「明日の読めなさ」ってすごいんだよ。(中略)明日はきっといい日なんです・・・・・・。』 本当に好きな文章だ。『一房の葡萄』は読んだことがなかったので、みくのしんさんと同じく、ワクワクしながら読み進めていた。同じテンポで本を一緒に読むことができる楽しさってすごい。これはこの本にしかできない技法だと思う。縦書きなのも教科書感、もしくは劇の本っぽくてイイ!!
  • 2025年9月14日
    沈黙のパレード
    久しぶりに東野圭吾作品を読んだ。圧巻でした。推理小説作家の代表格に鎮座し続けている理由が分かりました。尊敬の念から感想文に思わず敬語を使いたくなるくらいです。 推理小説はあまり通って来ず、アガサクリスティの『そして誰もいなくなった』、東野圭吾の『マスカレードホテル』くらいしか読んだことがなかったと思う。『マスカレードホテル』を読んだことも今この文章を書いているから思い出したくらい、あまり推理小説を読む気になったことも読んだこともない。『白夜行』を買ったが分厚すぎて挫折したくらいだ。 しかし、『ブラックショーマン』も上映されることだし東野圭吾作品をもっと読んでみたいと思った。
  • 2025年9月3日
    異邦人
    異邦人
    あらすじがこの本を異質なものに仕立て上げているような気がする。まるで主人公が完全なる精神疾患患者のような書き方である。あとがきにもあったが主人公は嘘がつけないだけ。人殺しはダメだがそれ以降の対応を全て「助かりたいならこっち!」と正反対のアンサーしたから、こんな結果になった。それを一部の人は精神疾患患者であるというのかもしれないけれど。 「太陽のせいだ」と言ったのも弁明の最後の方、しどろもどろになりながらじゃないか。まるであっけからんといったみたいなあらすじの書き方は本当に良くない。
  • 2025年8月18日
    夏の夜の夢・あらし
    夏の夜の夢・あらし
    解説を見る前は『夏の夜の夢』の方が印象的だった。 解説を読んだ後、『あらし』のほうが好きになった。 劇って背景がわかるともっと面白くなるんだな。実際に観劇したいと思った。
  • 2025年8月16日
    真珠夫人
    真珠夫人
    文体が古く、買ってしばらくは読まなかった本だ。 その間にたくさん本を読んだ。 その経験によって忍耐力がついたのか、ちょっとだけでも読みすすめていった。すると内容が結構現代的であったためすぐに面白く読み終わることができた。
  • 2025年8月12日
    PRIZE-プライズー
    『海の見える理髪店』という直木賞受賞作を読み終わったところだったから、興味を持った
  • 2025年8月12日
    海の見える理髪店
    恥を忍んで言うが読んだ時に「さすが直木賞受賞作だな〜」って思ったものと「なんなんだ、これは」という作品が入り混じっていた。斎藤美奈子の解説を読んで自分の読解力の無さを痛感した。やはり私とは比にならないくらい本を読んできている評論家の視点、技術は卓越している。
  • 2025年8月4日
    ダンス・ダンス・ダンス(下)
    村上春樹ワールドに魅了されてしまった。上も下も読んでしまった。 なんだか冗長で無駄に思えたような表現も伏線になっているのが彼の作品の特徴だなと思った。
  • 2025年8月2日
    ヒポクラテスの誓い
    自信を持って行動するのでなく、信念を持って行動する人になりたいと思える一冊だった。とても面白かった。ただの症例報告では無い(まあ当然なのだが)、小説であった。
  • 2025年8月1日
    ダンス・ダンス・ダンス(上)
    北海道の一流ホテルを味わい、東京に帰ってからシティライフ、取調室、大邸宅を見て回った。 ホテルでは羊男、シティライフでは熊と羊に会い、取調室では蛇に包まれた。 こんな体験は村上春樹作品を通してでしかできない。ありがとう、村上春樹。
  • 2025年7月20日
    東京奇譚集
    東京奇譚集
    昔、最後を除く全ての短編を読んだことがある気がする。 最後の短編、『品川猿』は初見である。理由はわかっている。これは『一人称単数』のうちの短編の前日譚だ。 それ以外も、もしかしたら今までに読んだ村上春樹作品の前日譚あるいは後日譚なのか? わからない
  • 2025年7月20日
    女のいない男たち
    載っていた短編全て面白かった。特に『シェエラザード』は体感で1番早く読んだと思う。私もシェエラザードの話が気になってしまって1番熱中できたからだと思う。 『ドライブ・マイ・カー』は相手の全てを理解することは不可能だということを教えてくれた。 『イエスタデイ』は登場人物が全員奇抜で、本当に小説の中にしか無いのではないか?という展開だと思った。しかし現実は小説よりも奇なりというし、本当に似たようなことは起こっているのかもしれない。1番心情を理解することができた人物はストーリーテラーだった。 『独立器官』も良かった! 『木野』も良かった! ここまでの短編を振り返ると「タイミングが大事」ということがよくわかるものばかりだ。ここでいうタイミングは人や物と出会うなどという可視的なものに限らない。あるイベントが起こった時の受け止るタイミングなどという目には見えない類も含む。 『女のいない男たち』は、私には難しかった。なんとな〜くわかるようで読み進めていると「あれ?こんな単語って今までに出てきてた?」と前のページに振り返って読み直すという作業をやったりしてので、難しかったのだと思う。 もっと村上春樹作品を読んでみて、筆者独特の文体にもっと触れたいと思った。
  • 2025年7月17日
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