
YUI🍮
@yu-hi
2025年11月5日
読み終わった
感想
この本は推し活について、あらゆることに考えを巡らせていて、共感や気づきをたくさん受けとれました。
その人を大切に思うほど、表情や言葉のひとつからいろんなものを汲み取ろうとしてしまうし、心配になったり不安に思ってしまうこともあります。この本には、推し活の楽しさの一方でそういった不安や苦味のような感情がたくさん書かれていて、その気持ちにとても共感しました。
また、タヒさんは、ファンの愛を受け取る側のことをすごく考えている方だなと感じて、タイトルにもそれが表れていて素敵だなと思いました。
人を推す場合、相手にかける言葉や視線は、とてもセンシティブなものだと思います。今はsnsなどで簡単にファンの言葉が届けられる(届いてしまう)時代なので...
先日推しのコンサートのコメントで、「2025年はデビューしてから1番泣いた年でした。強い人だ、いい人だ、というメッセージは嬉しかったけど今年はそれがプレッシャーになっていました。失望させるのが怖かった。そして、それをファンの皆さんにも両親にもバレたくなかった。」と話したメンバーがいました。
デビューして5年間、、誰よりも明るくパワフルにメンバーを引っ張っているリーダーの言葉でした。。
私たちに見えているのは、ほんの一部であることを思い知る瞬間でもあったし、ファンは推しのために何ができるんだろう、、どんな言葉をかけられるのだろう(かけてはいけないのだろう)とすごく考えさせられました。
それに正解はないと思うけれど、今回のようにポジティブと思われる言葉でも、ときには重荷に受け取ることもあるんだよなということを心においておきたいなと思いました。。
この本を読んで、推していてちょっと辛くなる気持ちは、その人のことが好きだからこそ生まれる素敵な感情だと思えたので、苦味のような感情も否定せずにこれからも推し活していこうと思いました。
あーだこーだ言ってしまいましたが、
推し活について一旦立ち止まってじっくり考えたい方におすすめしたい1冊です!

