
本屋lighthouse
@books-lighthouse
2025年11月5日
失われた時を求めて(4)
プルースト,
マルセル・プルースト,
吉川一義
読んでる
まだ読んでる
プルースト
フランソワーズを求めて帰宅し、寝る支度をしておふとんにいる。フランソワーズは出てこなくて、代わりに「私」が祖母に対してこんなことを言っている。
「ほら、ぼくってなんにでも慣れる人間でしょ。いちばん愛している人たちと別れると最初の数日は辛くて悲しいけれど、でも、ずっと変わりなく愛してはいても、だんだん慣れるし、生活だって落ち着いて穏やかになるんです。ぼくは堪えてゆけますよ、愛している人たちと別れても、何ヵ月でも、何年でも・・・・・・」(p.200)
どう考えても嘘だった。嘘すぎて可愛かった。






