こよなく "壁 (新潮文庫)" 2025年11月6日
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@coyonaku
2025年11月6日
壁 (新潮文庫)
安部公房
読み終わった
空虚や疎外感、現実からの逃避が自分の心に収まりがいいが、寓話感の強い話が自分はあまり楽しめないとも気付いた。 都市的なモノである壁に安心(居場所)を覚えて成長する壁となるラストは諦めのようにも感じるし、救いのようにも思える。死んだ有機物から生きてる無機物へ。 昔『砂の女』を読んだ際は、なんて残酷な話なんだと思ったが、あれもポジティブな結末だったのか。
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