本読みの旅人 "自由 下" 2025年11月7日

自由 下
自由 下
アンゲラ・メルケル,
柴田さとみ,
長谷川圭
自由を制限され、色味のないDDR時代を経験している彼女だからこそ、難民に対しても公平な自由が与えられるべきだと真正面から向き合っていた。パンデミックでは行動の自由を制限することがどれだけ個人の尊厳を侵害するのか理解しながらも、科学者として事の重大さを理解し、国民に切にお願いする姿勢。多くの批判にさらされながらも、フランシスコ教皇の言葉「曲げて、曲げて、曲げて、けれど折れないようにする」を16年の首相期間だけでなく、彼女の人生を通して体現しているように思う。 プーチン、トランプ、習近平に対する評価が納得すぎる。
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