
菜穂
@mblaq_0825
2025年11月6日
桜の森の満開の下・白痴 他十二篇
坂口安吾
読んでる
本のある暮らし
積読家
読書会すみれ
輪読会にて
P161~P174 「戦争と一人の女」
今回の主人公は野村という男。
淫奔(いんぽん)な女と夫婦同然の暮らしをしている。
坂口安吾の描く男はみんなどこかこじれている。そして女はみんなどこか感情が欠落していて性に自由。
どこまでも行き違う男と女。その滑稽な様子は傍から見ていると面白いのだけれど、現実となると頭抱える。そして自分にも思い当たる節が無きにしも非ず。
男女のあれこれの中に戦争の悲惨さもさらりと混じえて描いているのはさすがだなとも思いました。
とにもかくにも坂口安吾はエッセイを併読した方が理解が深まりそう。読まねばと思いつつ追いつけていません。


