こた "デフ・ヴォイス 法廷の手話通..." 2025年11月8日

デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士
聾の方の弁護をした時のことを思い出した。 その方に見えている世界を基準にできたのか。聴者にとって都合の良い刑事手続にしてしまったのではないか。 苦い感情が湧き上がる。 「包摂(inclusion)」と言ったときに、理解したようなそぶりでマジョリティの枠組みにマイノリティを一方的に合わせさせている虞に気付かせてくれる作品。 伏線がわかりやすく張ってある分、結末に驚きは少ないものの、ミステリーとしてさっと読めるおもしろさもあった。
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