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@yo-mu-sa
2025年11月8日
ありか
瀬尾まいこ
読み終わった
シングルマザーの美空と娘のひかりの毎日が描かれる。
ただただ、愛おしい存在。
この子たちのためなら、いくらでも命をかけられる。
何があってもあなたたちのやりたいことを、歩む道を、全力で応援したい。
そのために自分の人生を捧げることが何よりの幸せだ。
という、普段は心の奥底に沈めている感情を思わず言語化したくなるような、深い温かさが込められたお話。
美空の母親との関わりが自分のそれと重なって胸が痛む箇所もあったが…
それ以上に。
美空母娘の周りにいる、温かい感情を向けてくれる人々の描写がとことん優しい。
そして、私の周りにもそうして、優しさをくれる人たちがいるということに気付いて、ありがたい…と実感する。
「恋人や我が子じゃなくても、こんなふうに人を大事に思えるんだね」
孤独を感じた時、時間を割いて寄り添ってくれる温かい人に、私も同じように寄り添って温かさを分け与えられる人間でありたい。



