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@cotone_aster
2026年4月11日

ミーツ・ザ・ワールド (集英社文庫)
金原ひとみ
読み終わった
“自分が一緒にいて心地いいものとか、好きだって思えるものを思う存分集めて愛でればいいじゃん“
“実体のない社会というものに迎合することで、喪失する具体的な個人だってあるはずだ。”
“人が人によって変えられるのは四十五度まで。九十度、百八十度捻れたら、人は折れる。それはそれで死ぬよ”
“誰しも人と人との間には理解できなさがでんと横たわっていて、相手と関係継続を望むのであれば、その理解できなさとどう接していくか、どう処していくかを互いに考え続けなければならない。”
半年ほど前に観た映画が良すぎたので原作も読みたいと思い購入。
この作品の特徴の一つは、主人公の心の声がすごく細かに言語化され描写されていることだと思うけど、その中に共感できる言葉や考えさせられる言葉が多くてメモを取りながら読んだ。自分も頭の中では多弁な人間だから、わかるなあ…と思うことが結構多かった。
自分と違う世界を持つ相手のしあわせを願うこと、寄り添うことはとても難しいけれど、それでも人は人と居たくなってしまう生き物だから、ある程度信じたり諦めたりしつつ、自分の領域もちゃんと大事にしつつ、それでも人と関わりながら生きていけるようになりたいと思った。
映画は映画で、映像とかキャストとか音楽とか、あと焼肉擬人化アニメの世界観とか、映画にしか無い魅力がたくさんあったから映画も小説も味わえてよかった!