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@cotone_aster
- 2026年5月11日
コンビニ人間村田沙耶香読み終わった“そのとき、私は、初めて、世界の部品になることができたのだった。” 「普通」とか「普通の幸せ」とかってなんなんだろうと思わされた話だった。個人的には主人公の友達やコンビニの同僚たちの言動について、そんなに他人の人生に干渉しなくていいじゃん、自分が思う「普通」じゃない人がいたとしても(自分に迷惑がかかっているとかならもちろん話が別だし、物語の中にもそういう場面はあったけれども、それでも)そういう人もいるんだって受け入れれば終わりじゃん、という気持ちになったのだけれど、これは自分が「普通」じゃない、主人公側の人間ってことなのかしら…?言われてみればゴシップとかも苦手だし、自分も少なからず世間の「普通」に反発しているタイプの人間なのかもしれないなと。 個人的にはハッピーエンドだと思ったのだけど、人によって感想が違いそう… - 2026年5月5日
君のクイズ小川哲読み終わった“僕たちはいつもクイズを出題され続けている。競技クイズをしている必要はない。クイズは世界のどこにでも存在している。” テンポが良くてすらすら読めた。 クイズプレイヤーはクイズにどのように向き合っているか?が描かれていて面白かった。自分の知らない世界があるのだなあと。 - 2026年5月2日
BUTTER柚木麻子読み終わった久々に読んだ長編小説。長い物語は途中で挫折することが多いけれど、この物語は内容が結構濃くて読み進める手が止まらなかった。バターご飯美味しそう…!からはじまり、作中の食事に終始心奪われていた。 - 2026年4月30日
- 2026年4月29日
風を飼う方法小原晩読み終わった重たい話もあるのに、文体のせいかボリュームのせいか、軽く読めてしまう。かっちりした起承転結はないけど、日常ってこうやって続いていくものだよな、と思った。雰囲気がとてもエッセイに近しいものがあって、小原晩さんのエッセイ好きな人におすすめしたい。 - 2026年4月26日
読み終わった“自然の中で生きているものには、みんな”時期”があるんだよ。桜の季節に柿が食いたいと思っても食えないんだから、桜の季節には、桜がきれいだと思っておけばいいんだよ” “幸運だって、何も準備をしてない人のところにはやって来ない。” “ボール球も時代が変わればストライクになる” 27歳になったら買おうと思っていたのに、最近これからの未来への不安が大きくなってしまって、衝動買いしてしまった、、。それぞれの方のエピソードには、共感できることもできないこともあったけれど、完璧で素敵に見える有名人でもみんな悩んで迷っているんだな、ということが実感できて励まされた一冊だった。素敵な大人になりたい… - 2026年4月14日
- 2026年4月14日
- 2026年4月11日
ミーツ・ザ・ワールド (集英社文庫)金原ひとみ読み終わった“自分が一緒にいて心地いいものとか、好きだって思えるものを思う存分集めて愛でればいいじゃん“ “実体のない社会というものに迎合することで、喪失する具体的な個人だってあるはずだ。” “人が人によって変えられるのは四十五度まで。九十度、百八十度捻れたら、人は折れる。それはそれで死ぬよ” “誰しも人と人との間には理解できなさがでんと横たわっていて、相手と関係継続を望むのであれば、その理解できなさとどう接していくか、どう処していくかを互いに考え続けなければならない。” 半年ほど前に観た映画が良すぎたので原作も読みたいと思い購入。 この作品の特徴の一つは、主人公の心の声がすごく細かに言語化され描写されていることだと思うけど、その中に共感できる言葉や考えさせられる言葉が多くてメモを取りながら読んだ。自分も頭の中では多弁な人間だから、わかるなあ…と思うことが結構多かった。 自分と違う世界を持つ相手のしあわせを願うこと、寄り添うことはとても難しいけれど、それでも人は人と居たくなってしまう生き物だから、ある程度信じたり諦めたりしつつ、自分の領域もちゃんと大事にしつつ、それでも人と関わりながら生きていけるようになりたいと思った。 映画は映画で、映像とかキャストとか音楽とか、あと焼肉擬人化アニメの世界観とか、映画にしか無い魅力がたくさんあったから映画も小説も味わえてよかった! - 2026年4月4日
読み終わった気になる買った“その水にしっくりなじめる魚は、その水のことを考えなくなる。その水になじめない魚だけが、その水について考え続けるのだ。” “本との本当の出会いは、読んだ時ではなく、その本を思い出す体験をした時なのかもしれない” タイトルを見て「そんなの良くない!」と思ってつい買った一冊。共感できる話も、自分にとっての教訓になりそうな話もあって、それでいて読みやすいエッセイだった。 ともすると当たり前と思いがちなこと、無意識にやりがちなことに対して別の見方を投げかけている内容も多く、時々読み返して自分を見直す手掛かりにしたいなと思った。 自分はたいして口が立たない人だから、割と共感できることが多かったけれど、口が立つ人はこの本を読んでどう思うんだろうか。もしかしたらこの本を読むまでには考えたこともなかったような気づきがあるんじゃなかろうか。そう思うと口が立つ人には分かってもらえないことってやっぱりあるのだろうな。悔しいな… (もちろん、自分にだって人の気持ちを想像しきれないことはたくさんあるから、人のことは言えないけれど) - 2026年3月10日
本なら売るほど 2児島青読み終わった1に引き続き読了。本屋に行きたくなるマンガ。 本には色んな関わり方があって、託された思いや願いがあることを感じられる。もっと自分の本を大切にしたいし、これからももっと読んでいきたい。 - 2026年3月9日
- 2026年3月1日
プロジェクト・ヘイル・メアリー 下アンディ・ウィアー,小野田和子読み終わったリアリティのあるSFでとても面白かった。理解しきれていない部分が多いからもう一周読まなければ。理解しきれていないのに面白い、というだけでもすごいことだけれども。 (ネタバレ?になるので読んでいる時の感情だけ記しておくと)科学で解明し対処していく過程が面白い。あと、可愛い。ラストは感動した。 - 2026年2月23日
低気圧の日、甘いミルクコーヒーの調べonyoro読み終わった“これからここに自分の世界を創造する、というときの人間は、いつであっても、誰であっても、うつくしい。人間の一番うつくしい態度だと思う。” 楽しみにしていたエッセイ。いつもonyoroさんのInstagramの投稿や絵は拝見していたけれど、本書では生活のこと、考えていることなどについてもたくさん書かれていて、日常の一部を共有してもらえているような素敵な本だった。あとやっぱりイラストが可愛い。インテリア紹介とかばんの中身紹介のページが好きです。 - 2026年2月15日
チョコレート革命俵万智読んでる“「愛は勝つ」と歌う青年 愛と愛が戦うときはどうなるのだろう” “恋には、大人の返事など、いらない。君に向かってひるがえした、甘く苦い反旗。チョコレート革命とは、そんな気分をとらえた言葉だった。” バレンタインなので。 - 2026年2月14日
すべて真夜中の恋人たち川上未映子買った読んでる“どうしようもなく胸からこぼれ、ただすぐに消えてゆくしかなかった言葉よりももっとつよいかたまりを、わたしは三束さんにむけて放っていた。” 光のような恋の描き方が素敵。一旦さらっと一読してしまったけど、真夜中、光、夢の描写とその意味を考えながら読むともっと世界に浸れそうだなと思ったので、もう一周読まなくては。 - 2026年2月4日
イン・ザ・メガチャーチ朝井リョウ読み終わった“自分や世の中への解像度が上がるというのは、幸せなことばかりではない。” “神がいないこの国で人を操るには、”物語”を使うのが一番いいんですよ” 現代人、現代社会への解像度が高くてすごい。きっといつ読んでも刺さるんだろうけど、今、この時代に、読むのが一番面白い小説だと思う。 自分自身にはこれといった「推し」がいなくて、どうしてみんなそこまで推しに熱狂的になれるんだろうと思っていたけど、なるほど、「物語」なのか。物語化して何かにのめりこみ、気づいたらその物語に飲み込まれていく、そんな過程が描かれていて率直に怖いなと思った。その一方で、のめり込める物語があるというのは、その怖さに気づかなければある種幸せなわけで、そもそものめり込むことがなければ(失うものもないけど)その瞬間の快楽は得られないわけで、登場人物みんな必ずしも救われていないわけではないのかもな、などと感じたりした。 普段こういうテイストの話はなかなか読まないけれど、こうやって人間の心理、行動を俯瞰的に考えることができるのも小説の面白さだなと思った。マーケティングの話は純粋に興味深かった。 - 2026年1月23日
きらきらひかる江國香織読み終わった”どうしてこのままじゃいけないのかしら。このままでこんなに自然なのに“ “誰かを好きになるということ、その人を感じるということ。人はみんな天涯孤独だと、私は思っています。” “素直にいえば、恋をしたり信じあったりするのは無謀なことだと思います。どう考えたって蛮勇です。 それでもそれをやってしまう、たくさんの向こう見ずな人々に、この本を読んでいただけたらうれしいです。” 江國香織さん、初めて読んだけどかなり今の私の好みに合う気がする。ベストセラーには理由があるのだと分かった。 (一般的にイメージされている恋愛や家族愛にぴったり当てはまらない感情であっても)人が誰かを想う気持ちを持っているということ、色んなことがあっても日々の暮らしは変わらず続いていくということ。登場人物は個性的だし物語に起伏はきちんとあるのに、どこか地に足着けた気持ちで自分のペースで読み進められるのは、物語を通じてそんなことが丁寧に描いているからだろうか、などと思った。 それと、今でこそメンタル不調とかジェンダーへの理解だったり、固定観念ってよくないよねみたいな風潮だったりが広がりつつあるけれど、この物語が書かれたのは35年前だというから驚き。 - 2026年1月19日
- 2026年1月5日
水を縫う寺地はるな読み終わった”わからなくて、おもしろい。わからないことに触れるということ。似たもの同士で「わかるわかる」と言い合うより、そのほうが楽しい。“ “自分に合った服は、着ている人間の背筋を伸ばす。服はただ身体を覆うための布ではない。世界と互角に立ち向かうための力だ。” “流れる水は、けっして淀まない。常に動き続けている。だから清らかで澄んでいる。一度も汚れたことがないのは『清らか』とは違う。進み続けるものを、停滞しないものを、清らかと呼ぶんやと思う。” 初めて読んだ寺地はるなさん作品、大変良かった。環境や自分の思い込みに押さえつけられそうになりながらも、それを自覚しながら前に進んでいく人たちの物語。読後、とても心が洗われた気持ちになれるのは、物語全体が「前に進む」人たちを描いた、まさに清らかなものだからなのだと思う。 個人的には刺繍、お洋服作り、水、がテーマになっている世界観も好きだった。それと、大切にしたい言葉がたくさん見つかる物語だった。
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