
つばめ
@swallow3
2025年11月9日
愛とためらいの哲学
岸見一郎
読み終わった
今の関係の中でたしかにと感じる部分と気をつけようと思う部分があった。
フロムの愛するということを読むとより理解が深まりそう。
"愛とは、愛する者の生命と成長を積極的に気にかけることである。この積極的な配慮のないところに愛はない"
"恋愛も同じように驚きから始まります。自分とは違った考え方、感じ方があると知ることは、人生を豊かにします。そうした驚きこそが恋愛を豊かにするのです。"
"愛は持つことはできず、経験されるだけです。その経験は、いわば不断に流れるものであり、刻々に変化します。…一度誰かを愛したからといって、それで終わりにはなりません。…愛が経験である以上、愛には更新していく努力が不可欠になります。"
"相手が愛してくれるから、自分が存在するのでもありません。相手の存在が、自分の存在を強めてくれると考えるのです。"
"一人で過ごすことができる、一人でいても不安にならない。…一人でいる時でも集中できる人であれば、二人でいる時にも、一人でいる時のように、「今ここ」に集中できるからです。"
"いつもこの人と会うのは今日が初めてなのだと思って一日を始めてみましょう。それくらい今に集中したいのです。…人は常に変わり続けます。目の前にいる人が、昨日と同じ人であることはありえません。しかし、この人は昨日とは違う人かもしれないと思って接しなければ、相手が変わっていても気づくことはできないでしょう。"
"相手の言動にはよい意図があると信じることです。悪意としか思えないことをされたとしても、それでも関係をよくしたいと思うのであれば、相手の言動によい意図を見つける努力をしなければなりません。"




