Aquaporin
@aquaporinase
2025年11月9日
闇の精神史
木澤佐登志
読み終わった
どの章も面白い。
もはや文字の並びが面白い。
Yeuleやソローキンやリミナルスペースやベイトソンやドゥルーズ(ザマニ)に紐付けるなどできて、ずっと脳がパチパチしていた。
スロットがアメリカと海外で音が違うこと
カジノとパチンコで密度が違うというこばなしもたのしい
ニューロマンサーのカイボーイはユールの最新アルバムにつながっていそう
不気味なものは、身体の精神の二者択一を分けられないこと
ミシェルフーコのユートピア的身体は身体の有限性と受動性の話であり、ドゥルーズのマゾヒズム論(千葉等)か有限性と倫理(福尾)と合わせて考えたい。
不死のレーニンは、青い脂のままであまりにも飛んでもない文字面でもはや感動する。
フョードロフの霧散したものから秩序を作る発想、逆伝播的に死者を復活させていく、から、資源が足りないという流れはどのような下地によって可能になったのかが書いてあった気がするが、縁遠い考え方であり一読しただけじゃ納得ができない。
ネットワーク、進化、宇宙が19世紀に重なるのも、不思議。ネットワークはそんな昔からあったのか。
屍者の帝国の時代?
『パーマー・エルドリッチ』の中の薬剤の、キャンDとチューZの違いも面白い。離脱と混濁。