虚実書店マボロシ "死者は噓をつかない" 2025年11月13日

死者は噓をつかない
死者は噓をつかない
スティーヴン・キング,
土屋晃
舞台はコンパクト。子供の目線がm丁寧に描かれてて良い。 今は半ばくらいでいよいよお話が動き出してきた。 スッキリわかりやすいお話しだけど、手触りが温かくて良い。これからも楽しみ。 久しぶりに読んだスティーブン・キング。 キングはほとんど読んでないけど、読んだ作品はどれも面白い。特に『ドロレス・クレイボーン』は何度も何度かよんでいるくらい好き。 子供目線でノスタルジック漂う身近ホラー。 舞台は現代だけどなんとなく懐かしいのは不思議。 お話はあまりにもまとまりが良くてびっくり。ここまで何もかもスッキリさせなくてもいいのではと思ってしまった。 怖いかと言えばそれほど怖くはしてないみたい。 アメリカ人の暮らしが垣間見えた気がしたところが面白かった。 今作は少年の佇まいが良かった。けど、良い子過ぎて可哀想になったくらい。あんな良い子がいるだろうか。それを言えば悪人という人は少ないかも。 白昼にのどかな街の風景の中、突然現れる異質な存在という絵面は面白い。 展開はテンポがいいし、分量的にも読みやすい。
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