🪩
@mn09
2025年11月11日
読み終わった
ほっこりした表紙やタイトルとは裏腹にリアルで、良い意味で何の変哲もない社会人の話だった。
芦川さんのような人はいるし、弱いって強いというのはとても共感出来た。ああいう人には敵わない。
体調が悪い・あれこれができない・ああいう人だからとか、もちろん仕方ないことで、できる人がやるに越したことないしうまく進めるために譲歩しなきゃいけないんだけど、「こちら」がその分仕事してたり汗かいてたりするのに、そのこと自体に悩まされるみたいなループが「こちら」側は続く。
私はもう色々と諦めてしまい主人公たちみたいにモヤモヤするフェーズを過ぎてしまったので、正直あまり自分を重ねて読む面白さを味わえなかった。ごはんについても気持ちは分からんでもないが、共感はそんなになかった。
でも、解説で自分がどのタイプかという話を見て、いじわるこそしないけど自分は押尾さんタイプだと思った。みんなが褒めてるから褒めなくて良いと思うし、やるべきとこはやってもらいたい。
話の展開よりも、あーーーわかるとか、この表現が凄いとかメタ的に楽しむ作品なのかなと感じた。薄らもやっとした感じもあって、そこまでハマらなかったかな。
逆に、いま真逆な環境にいる分、歳の近い人間が同じ空間で働いていてそのモヤモヤや寄り添い合いが生まれる状況ですら少し羨ましいと思ってしまった。