
イロハ
@iroha_mellow
2025年11月11日

生殖記
朝井リョウ
読み終わった
読み終えてまず、これは感想をまとめるのが難しいぞと思った
多様な生物の生殖器に宿った経験のある「尚成」が、ヒトのおかしなところ(生態、社会)について幅広く語っているため、切り口やまとめ方に迷うのだ
尚成、斬り込みすぎ〜!(※終始このテンションで語ってくれます)
印象的だったのは、全編を通して言及される発展ベースの社会の生きづらさだ
他の生き物と違い、なにかを生み出したり、進化させたり、改善することを常に要求される社会
本来、ただ生まれただけで(次の個体を生み出せればラッキーくらい)、その命の目的は達成しているのにという尚成の嘆きに、少し救われた気がした

