

イロハ
@iroha_mellow
通勤時間が読書時間
- 2025年11月21日
言語化するための小説思考小川哲気になる - 2025年11月20日
新 問いかけの作法安斎勇樹気になる - 2025年11月19日
- 2025年11月18日
ある行旅死亡人の物語伊藤亜衣,武田惇志読み終わったいくつかの謎を残し孤独死した身元不明の女性を追う、ふたりの記者のノンフィクション 彼女の足取りを辿り、当時の温度を感じさせるエピソードを聞くと、独りで最期を迎えた彼女は、その瞬間、なにに思いを馳せたのだろうかと考えてしまう。 作中の彼女とは縁もゆかりもない。 だが、間違いなくかけがえの無いひとりだったと、物語を通して実感する。 2024年の孤独死は7万人以上にものぼるらしいが、以前北野武が(東日本大震災について)「2万人が死んだ事件ではなく”1人が死んだ事件が2万件”ととらえないと、被害者のことは理解できない」というような発言をしていたことを思い出した。 日々のニュース全てに思いを寄せることは難しい。けれど、せめて自分の周りの大切な人との日々を、抱きしめながら生きていきたいなと思わせる一冊だった。 - 2025年11月15日
PRIZE-プライズー村山由佳気になる - 2025年11月13日
- 2025年11月11日
- 2025年11月11日
生殖記朝井リョウ読み終わった読み終えてまず、これは感想をまとめるのが難しいぞと思った 多様な生物の生殖器に宿った経験のある「尚成」が、ヒトのおかしなところ(生態、社会)について幅広く語っているため、切り口やまとめ方に迷うのだ 尚成、斬り込みすぎ〜!(※終始このテンションで語ってくれます) 印象的だったのは、全編を通して言及される発展ベースの社会の生きづらさだ 他の生き物と違い、なにかを生み出したり、進化させたり、改善することを常に要求される社会 本来、ただ生まれただけで(次の個体を生み出せればラッキーくらい)、その命の目的は達成しているのにという尚成の嘆きに、少し救われた気がした - 2025年11月7日
- 2025年11月7日
- 2025年11月6日
ギリシャ語の時間ハン・ガン,斎藤真理子読み終わった視力を失う未来が決まっている男と、声を失ってしまった女が、もう使用されていない古典ギリシャ語の講座で、講師・生徒として出会う。 ふたりが本当の意味で交差するのは最後のところだけ。物語の終盤まで、ふたりはそれぞれに、生に対する苦しみや悲しみにもがいている。 ハンガンの静謐な表現がとても巧みで、読みながら何度となく瞼を閉じてその情景を思い浮かべながら読んだ。 声を失った女の沈黙について、 「肉体を失った影のような、枯れた木のがらんどうの内部のような、隕石と隕石の間の暗い空間のような、冷たくて稀薄な沈黙だった。」 と表現していたのが、特に印象的だった。 - 2025年10月31日
パッキパキ北京綿矢りさ読み終わったとりあえずタイトルの音が好き。笑 常識にとらわれず、パワフルに我が道を行く主人公菖蒲が、駆け抜けるようにコロナ禍の北京を味わう物語。 菖蒲の「今の自分」が一番大事だと考える価値観は、現代においてわりと軽視されがちな感覚ではないだろうか。 自分を犠牲にしがちな優しい人にこそ、(菖蒲は好戦的なので共感は出来ないだろうが)こういう世界の生き方もあるみたいよと、この本を紹介したい。 - 2025年10月30日
闇の左手 (ハヤカワ文庫SF)アーシュラKル・グィン,小尾芙佐読み終わった読み終えはしたけど、まだ味わいきれていない感がすごい (世界観が深く現地用語も注釈なく書かれているので、噛み砕くのにめちゃ時間がかかった…) フェミニズムSFという紹介で興味を持って読んだが、主人公ゲンリーと、唯一の味方エストラーベンの、関係性の変化が繊細に描かれているのが印象的だった。 - 2025年10月2日
もし部下が発達障害だったら佐藤恵美読み終わった主にグレーゾーンの社会人と、その上司を対象にした一冊 今の職場は、凸凹を綺麗な四角に整えるための教育しか考えられていないように感じる 筆者が後書きに触れているような「得意に着目し、最大限に活かす」環境を構築するのは、かなり難しい行程になりそうだ - 2025年10月1日
パッキパキ北京綿矢りさ気になる - 2025年10月1日
フィフティ・ピープル[新版]チョン・セラン,斎藤真理子気になる - 2025年10月1日
- 2025年9月30日
地球と書いて〈ほし〉って読むな上坂あゆ美読み終わった歌集「老人ホームで死ぬほどモテたい」に収録されている短歌のエピソードが、エッセイとして綴られている 校則と信念は別という人の右肩上がりのきれいな眉毛 にまつわる一編が特に好きだった 信念をもって毅然と怒られる中学生、かっこ良すぎる - 2025年9月25日
イン・ザ・メガチャーチ朝井リョウ読み終わった推し活を仕掛ける人、推し活に溺れる人、推しを失う人それぞれの物語。 まず、世代が異なる登場人物それぞれの思考回路の解像度に高さに驚く。朝井リョウって人生周回勢だっけ?(話はズレるが購入特典のビハインド動画が変すぎて超笑った) 全員に共感できるところがちょっとずつあり、それだけに、後半にかけ転がり落ちていく展開に心臓がきゅっとなった 発売されて間もないので引用は避けるが、いくつもパワーワードが突き刺さったまま、今夜は眠ることになりそうだ。 - 2025年9月24日
イン・ザ・メガチャーチ朝井リョウ読み始めた
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