生殖記

31件の記録
- poppo@kr9721042025年3月15日同性愛者の主人公が中心に描かれている。生物における人間の在り方など一見難しいテーマではあるが、比較的読みやすいと感じた。他の生物と人間を比較したときの人間特有の思考に対して疑問を呈す場面もあるが、自身も人間は賢くなりすぎなのではと感じていたこともあったので、同意できる部分も多かった。 主人公の考え方や行動に関しては疑問に感じる部分も多く、同性愛者やマイノリティだからというわけでは無く個人因子に関する要素も大きいのではと個人的に感じた。 同じ著者である「性欲」の方が自身は面白く感じた。
- みう@miu2025年3月12日かつて読んだ意味のわからない視点から語られるのが不思議すぎて、意味がわかんないんだけど、節々のセリフにグサグサ刺された。さすが浅井リョウさんという内容。 共同体から外れる感覚はその人にしかわからないだろう。簡単にインクルーシブな社会へと言えないな、、と思い知らされた。 でもインクルーシブな社会になってほしい。寄り添うってなんだろう。
- ☁️@mc__x_x2025年3月12日買った読み終わった久しぶりに現代作家の本を読んだ 現実での出来事に触れることも多くて没入しやすかった 以下微ネタバレ 尚成の内側の変化が必ずしも表出している訳では無いけど語り手が良かったねと言える閉じ方で良かった、人間の心の在り方や変化って必ず他者から観測できるものではないと思うからそういう意味で現実的で納得感があった 作中に散らばっている引っかかりの全てがきちんと丸く収まってるわけじゃないけど、それもまた現実的という印象、これからも尚成の人生は続いていくんだな~ それとこの話を読んでこんな感想は物凄く野暮かもしれないけど、尚成って話し言葉はすごく女性的(一人称だけでなく語尾も)だったけどどういう容姿をしてどういう仕草をしてどういう声のトーンなのかなとすごく気になった 言葉から感じる女性性には誰も触れず、周りは男性と扱っていて、では第三者の人間から見た尚成ってどんな感じなんだろう?