それぞれのカルピス "ベルクソン哲学の遺言" 2025年11月11日

ベルクソン哲学の遺言
運動を一連の位置として描いてしまう、こうした知性の表象を跨ぎ越していこう。運動へとまっすぐに赴こう。差し挟まれる概念なしに、それをよく視てみよう。私たちは、運動が単純なものであり、まったくひとつのものであることに気づく。そこで、もっと進んでみよう。この運動が、私たち自身の生み出すあの異論の余地なく実在的な、有無を言わさぬ諸運動のひとつと一致するようにしてみよう。今度は、私たちは動きをその本質において捉えることになる。動きは、ひとつの努力と溶け合うように感じられ、努力の持続は不可分の連続と感じられる。(In-1,p.1257)p.60
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved