ベルクソン哲学の遺言
4件の記録
octo@mothmanoir2026年5月15日読み終わった「持続において思考する」とは、脳の作用に抵抗して、それを突破して思考することらしい。それは、延長よりも時間を、数量よりも質を、固定よりも変化を、静止よりも運動を、つまり不連続よりも連続を選ぶことなのだろうが、やはり肝心なところでベルクソン哲学の核心に辿り着けない感のある読書だった。生活を維持し、功利的に生きるための「物質的」な行動とは異なる、「持続」による直観。 ベルクソンへの本格的な入門書で、難解な記述も多いが、初学者でも漠然とベルクソンの考えていたことのイメージは捉えられるくらいには親切な書きぶりだった。今後はとりあえず、『ベルクソンー諸学と協働する哲学 (ワードマップ)』と村山達也『ベルクソン入門』、檜垣立哉『ベルクソンの哲学』を読んでから、『試論』をちゃんと読みたい。その際にもこの書籍から得られるものは多そう。
それぞれのカルピス@tbttmy2025年11月11日読み終わった運動を一連の位置として描いてしまう、こうした知性の表象を跨ぎ越していこう。運動へとまっすぐに赴こう。差し挟まれる概念なしに、それをよく視てみよう。私たちは、運動が単純なものであり、まったくひとつのものであることに気づく。そこで、もっと進んでみよう。この運動が、私たち自身の生み出すあの異論の余地なく実在的な、有無を言わさぬ諸運動のひとつと一致するようにしてみよう。今度は、私たちは動きをその本質において捉えることになる。動きは、ひとつの努力と溶け合うように感じられ、努力の持続は不可分の連続と感じられる。(In-1,p.1257)p.60



