
読書日和
@miou-books
2025年11月12日

プラハの古本屋 (中公文庫)
千野栄一
読み終わった
帯に「本とビールと友情と」。そしてちょいノスタルジーを感じる表紙につられて本屋さんで購入。
読み始めたら、あら?これいつの時代の話?と改めて本書について調べたら、なんと1987年初版。
そしてスラブ文学者の沼野 充義先生が書評を書いてらっしゃる!!もうそれだけで面白そう。
著者はスラブ語の専門言語学者、本書は著者の姿が鮮やかに浮かび上がってくるエッセイ集。
なんていうのかな、味のある文書で惹きつけられちゃうんですよね、読んでて。
キエフとプラハの夜行列車での移動、まだジョージアがグルジアだった時代、携帯電話も電子書籍もインターネットもなかった時代。
著者の本に対する深い愛情(ビールに対しても!)をはじめ、空想の旅にいざなわれます。
著者の恩師の書かれた、「ブダペストの古本屋」も気になりました。









