
ロッタ
@rotta_yomu
2025年11月11日
読み終わった
古賀さんの街と記憶のエッセイ集。
本を閉じたら忘れてしまうくらいのせつなさがちょうどよかった。
普段は思い出さないのに、ふとした時になぜか記憶がとても鮮明によみがえって、景色も、会話も、表情も、もう消えてしまいなくなってしまったあの頃。わたしが消えてしまえば、そこにあったはずの記憶の中のわたしたちはいよいよほんとうの消滅をする。わたしが消えることはかまわないけど、記憶の中のわたしたちが消えてしまうことを考えていると、未熟なわたしは少しくるしくなるし時々泣きたくもなる。





