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@cocoa007
2025年11月12日

王への手紙 下
トンケ・ドラフト,
西村由美
読み終わった
王道の冒険小説。
騎士の叙勲式の前日、少年たちは一晩中礼拝堂で祈りを捧げなければいけない。儀式を途中でやめてしまった者は騎士になれない。それなのに主人公ティウリは、窓の外から助けを乞う声がするのに気づいてしまった…。
騎士道精神を貫くためには、騎士になるのを諦めなければいけない。自分が運ぶ手紙の内容がどんなものなのかわからなくても、命を賭けなくてはならない。ティウリはそれでも潔く、信念を持って使命を果たしていく。
旅の途中でティウリを助けてくれる人物たちが、全員個性的で魅力的。
こんなに気持ちの良い王道ストーリーを読んだのは久しぶり。やっぱり児童書は侮れない。

