ドミノ
@fenomeno824
2025年11月12日
読み終わった
〈じゃないのがいるね今年も神様が責めない口調で舞を受け取る〉
〈「使うことないと思うけどもらってよ」七日残っている定期券〉
〈誰よりも遠いとこまでドッヂボール投げていた手がハンドル握る〉
〈きみはあの頃だけぼくの妻だった夕暮れ砂のご飯よそって〉
〈靴底に玉砂利ひとつ入るたびあなたの肩を借りる聚光院〉
〈人ごみがきらいだからとシューターを選んだあれは 十一の夏〉
〈「美味しい?」ときかれたりするときなどに、死ねと思います。長生きしてね。〉
