うえた
@uuu_1114
2025年11月13日
素粒子
ミシェル・ウエルベック,
野崎歓
読み始めた
前後する時系列を編み込んで主に2人の登場人物の造形を作り上げつつ、人類史や現在の社会構造が孕む問題点を浮き彫りにしようとする試みのように読める。
かなりクセのある文体で、唐突に時代や人物へのフォーカスが大胆に切り替わるので、作者のこのリズムに慣れるのにはかなり時間がかかる。
ぶつ切りに語られる個々のエピソードの脈絡のなさはジュネっぽいなと思うけど、より広範な事象全般に風呂敷広げてやってるから、これ最後収拾つくんか?と思いながら読んでいる。