
夏海
@myhookbooks
2025年11月13日
惑う星
リチャード・パワーズ,
木原善彦
読み終わった
いろいろ考えさせられる話だった。
ロビンが真剣に向き合うたびに、大人たちは罪悪感と無価値観が刺激され、ロビンが打ちのめされるたびに妙な安堵感を得る。
流れは小石一つでは止められず、しかし、小石一つで変わる。
何が最良の選択だったのかは、終わってみても分からないことがある。選択の繰り返しで、私たちは今いる場所にいるのだけど、そもそも選択肢が奪われることもあることのやるせなさが染み入る話だった。

