たまのきゅうか "狭き門" 2025年11月13日

狭き門
狭き門
アンドレ・ジッド
p.186〈それは霧のない地平線にかけてすべての物が微細な点までひとしく青みがかって見わたされ、過去の日のきわめて取りとめのない思い出まではっきり思い起こせるような、澄みわたった秋の夕暮れのことだった〉 全部抽象的な描写で読ませるからすごい。 隣の席でじいさんがドトールのコーヒーを「ああ、おいしい」と呟きながら飲んでいる。アリサはこういうじいさんにアガペーを与えていたのだろうか。
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