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@bunkobonsuki
2025年11月13日
測りすぎ
ジェリー・Z.ミュラー,
松本裕
なんという簡潔な題名だろう。
『測りすぎ』というタイトルは、現代に蔓延る測定主義に対する警鐘として完璧な言葉だ。私はこのタイトルに惹かれて本書を読み始めた。
——本書を読み終えた感想としては、「測定って無理じゃね?」だった。定式化や測定に縛られた人々は、しばしば測定できるものしか見なくなる。測定できないものは「ムダ」「価値がない」として切り捨て、やがて非倫理的な行動をする。
仕事を定量化して評価する。
当たり前のように見えて、実は異常なのかもしれない。

