
数奇
@suuqi
2025年11月14日
言語化するための小説思考
小川哲
読み終わった
「小説の書き方指南書」ではなく、「小川哲の脳内ってこうなってるのか〜」という点を楽しめる一冊。「小説とは何か?」を小川哲なりに噛み砕く内容になっていて、小説を書かない自分にとっても面白く読むことができた。創作をする者としても共感できたりできなかったりする部分があって、自分の考え方と向き合うよい機会にもなった。巻末に収録された書き下ろし短編も「小説を推敲する」話になっているので実践例として読むことができる。しかし小川哲ってひねくれた作家だな〜と思う。そこが魅力的であり好感が持てると改めて実感した。



