いぬを "同志少女よ、敵を撃て" 2025年11月14日

いぬを
いぬを
@_____on722
2025年11月14日
同志少女よ、敵を撃て
自分は戦争の知識がほとんどなく、この本のページ数に読み切れる自信がなかった。 ところが読み始めてみると、戦争背景がわかりやすく説明された内容で、とても読みやすかった。 主人公セラフィマは、故郷をナチ・ドイツに襲撃され家族や仲間を亡くし、絶望する。 その仇敵となる狙撃兵イェーガーを殺すため、狙撃兵となる物語。 戦争下での女性の立場に考えさせられた。 捕虜として捕まれば死ぬよりも屈辱的な辱めを受ける。 それは、敵味方に限らず許される行為ではないが、そういう行為を仲間と一緒にすることで、連帯感が生まれる。 性欲のためではない…。 戦争下では何をしたって正当化される。 これには衝撃を受けた…。 セラフィマとその他小隊のみんなの「正しい」ことに向かって「敵を撃つ」姿勢に感動した。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved