yt "金閣寺" 2025年11月15日
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2025年11月15日
金閣寺
三島由紀夫
読み終わった
「そこで小さな夏の花を見て、それが朝霧に濡れておぼろな光を放っているように見えるとき、金閣のように美しい、と私は思った」(p29) 最初はこの程度の美しさだったんだが。 「しかしそのときの感動は、どんな解釈をも拒んだ」(p67) 妄想を加速させる出来事が随所に配置されて。 「感覚はおよそ私をあざむいたことがない」(p251) とうとう、もう誰も止められなくなった。 妄想なのに何か必然めいてくる筆力がすごい。 「菓子パンと私との関係」(p305) 人間こんなこと考え出したら要注意ですな。
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