
はな
@hana-hitsuji05
2025年11月14日
読み終わった
図書館本
図書館で借りた
この本については語り尽くせない。読めてよかった。こういう内容の本だと思っていなかった。
強く出ることも去ることも出来ずにその間で悶々と考え続けている自分に歩み寄ってきてくれた本だと思った。
昨日、すごく理不尽な人にビックリすることがあった。でもこの本を読んでいたおかげか、この人は理不尽にキレることとその周辺で何かがあったんだろうかと慮ることが出来た。
健康第一は大前提かもしれないが、例えばフィジカル、メンタルどちらも、もしくはどちらかが終わりの見えない痛みを伴う経験をしたことの少ない人は、相手を決めつけて悪者や弱虫扱いしてしまう気がする。(まあ過去の元気一杯な自分もそうだろう。
相手が大人か子どもか、女性か男性かそのどちらでもないと捉えている人なのかなど、カテゴリーによって、同じ状況でもある時は理解し他方では「あの人は〜だから」と理解の度合いが変化したりする不思議。
みんな自分が出会う全ての人に、人生の痛みや未だ癒えないしんどさを自己開示するはずもなく、見えない部分の方が圧倒的に多い。
「どんな事情があるかはわからない」という著者の言葉がすごく心に残っている。
「その水に馴染めない魚だけが…」の言葉に象徴されるような言葉が、たまたま拾ったきれいな石みたいに随所に点在していてうわー、うわーと呟きながら読み進めた。
「愛おしい」とか「絆」とかは自分の言葉としてしんどいなと思っていた矢先に、それに代わるものとして「親切」というのが良かった。
著者がそれまで気に留めていなかったことに気づいたエピソードが特に好きで、例えばめためたに傷つき弱ったことのある人は、その過程で女性のしんどさや息苦しさに気づく人が結構いるなと感じる。(飛びこえる教室を読んだ時のことを思い出す









