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@00labo
2025年11月15日
いずれすべては海の中に
サラ・ピンスカー,
市田泉
読み終わった
読み進めるのに体力がいる話が多かった。
荒唐無稽な設定が突如として現れて、それが当たり前のものとしている登場人物の淡々とした語りで話が進んでいくので、
「どういう話?」
「面白がりどころはどこ?」
と読みながらしんどくなっていく。
翻訳本だからというのもあるかな。
しんどい思いをした分、オチの爽快さを求めたくなるものだがそういうのも用意されておらず、しかしながらそれに苛立ちはしない不思議な読後感。
「彼女の低いハム音」、「深淵をあとに歓喜して」が良かった。

