銀木犀
@tea_olive
2025年11月15日
カモメに飛ぶことを教えた猫(改版)
ルイス・セプルベダ,
河野万里子
読み終わった
久々にこういう本を読めた!1時間弱で一気読み。
前に新聞で紹介されていたのを見て気になってた本。
動物が主人公の物語は、小さい頃から好きでそこそこの冊数持ってた。今も変わらず好きだなこういうの。
テンポよい展開で読みやすかった。内容的にも、子どもにも大人にもいいと思うので、とにかく読んで欲しい。おすすめ。
この先ちょっと内容に触れます、結末は言ってないけど一応ネタバレ注意!
カモメと猫という、一見して相容れなそうな種どうし。しかし、カモメの力になろうと奔走し、約束を守り抜く猫ゾルバと、個性豊かな仲間たち。読んでいてみんな応援したくなる。
最初の展開で、原油の問題が関わってきて(詳しくは読んでくれ)、その後も所々人間の身勝手さが示唆されていたりと、考えさせられる場面がいい塩梅で入っていた。
あと個人的に刺さったのは、ゾルバの違いを受け入れて愛するという考え方。かなり長いけどいいセリフがあるので実際に読んでほしいな。
書かれたのはまあまあ昔(翻訳された第一版が1990年代)だが、今に通じる内容でもあると思う。むしろ排外的な主張を聞くことが増えた気がする今こそ読むといいと思う。
なんか真面目なことを書いてしまったが、それ抜きでも話面白いのでみんな読んでね
