
本屋lighthouse
@books-lighthouse
2025年11月16日
失われた時を求めて(4)
プルースト,
マルセル・プルースト,
吉川一義
まだ読んでる
そもそもなにより愚かなことは、自分には縁のない感情をすぐに滑稽だとかけしからんとか言うことでしょう。私は夜が好きですが、あなたはそれが恐ろしいとおっしゃる。私はバラの香りが好きですが、バラの匂いをかぐと熱が出る友人もいます。だからといってその友人は自分より劣っていると思うでしょうか。私はなにごとであろうと理解しようと努め、なにひとつ断罪しないよう気をつけています。(p.276-277)
なんてそこそこいいことを言っていたシャルリュスが数ページ後には理不尽かつトンチキな説教あるいは講釈を「私」に対してしかけてきていて、ジェットコースター。






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人が「観察する」ときの精神状態は人が創造するときの水準に比べるとはるかに低いのである(p.283)とあるが、これは違う気がする。スロールッキングのワークショップをお店でやったとき、参加者は確実に創造の領域に達していた。われわれが観察しているとき、すでに創造は始まっているのではないか。