
成功者の味方は怠慢な他人
@No_Read_No_Life
2025年11月15日
言語化するための小説思考
小川哲
読み終わった
借りてきた
小説家の小川哲が小説に対する考えや、実際に小説書いている最中に考えている事を学べる一冊。
作者と読者の間にある情報格差によって、それが謎解きになるかミステリになるか決まる。
どれだけ読者に「私に向けられた話だ」と思って貰えるか、と言う点が赤の他人に自分の話を聞いて貰うための文章技術である。
アイデアは生み出すものではなく、見つけるものであり、「視力」である。
「小説家の仕事の一つは偏見から読者を解放する事である。」よく小説を読むことのメリットととして、他者の視点で物事を見ることが挙げられるが、まさにこれに当てはまると感じた。自分以外の視点を体感する事で、自分が持っていた偏見から解放される。自分は読書で似たような経験を何度もしてきたので、とても納得させられた。
勝利条件が未だに定まっていないからこそまだ小説はAIに代替されていない。
1100円