
成功者の味方は怠慢な他人
@No_Read_No_Life
暇人大学生
読んだ本の合計金額📕を計算しています
現在 50510円
垢名は『20歳のうちに知っておきたかったとこ』より
- 2026年1月8日
N道尾秀介6章からなるそれぞれの章をどの順番でも読む事ができ、720通りの読み方がある小説 私が読む事になった1/720の物語は最初の2章は全く関連性が分からず、別々の物語を2つ読んでいる気分だった。しかし、3番目に選んだ章を読むとこれまでの2章の曖昧だった部分が少し晴れてきて、その後4番目、5番目、6番目と読み進めるうちに霧が晴れるような読書感覚で、ミステリーを読んでいる時の謎がわかるというよりかはそれぞれの物語の解像度を上げてくれる様な感覚で新鮮な読書体験だった。 900円 - 2025年12月26日
小説野崎まど借りてきた読み終わった人生における小説のあり方を教えてくれる一冊 初めは小説好きの2人の主人公の物語だったが、後半からは物語を通して筆者の考える小説の価値を説明していて、読んでいて新鮮だった。特に小説(フィクション)(嘘)のもつ力を説明している描写が圧巻だった。 自分なりに小説の良さについてもう一度考えてみたいと思わされた。 複雑な人間の内側にある精神を増やすために、「嘘」をつくことで、生きてもいない人生を生きたことにできる。そしてそれは内側での作成もできるが、外からも取り込むことができる。それが”フィクション”として世の中に放出されていった。そのフィクションの中でも記号と意味しか持っていない文字だけのフィクション、小説こそがもっとも適している。 1950円 - 2025年12月19日
借りてきた読み終わった物語に囚われている人々が増え続けている現代社会に遊びという視点から待ったをかけた一冊。 これまであまり哲学の本は読んでこなかったため、作中に登場する哲学者やその思想も殆ど知らなかったので、新しい発見が多く哲学の面白さに少し触れることができたと思う。 主に現代の社会問題をこれまでになかった新しい視点で切り崩していて、俯瞰で観た時に自分自身もこの社会問題に嚙んでいるのだと気付かされた。 snsは感情を増幅する事で収益を得ている。私たちの情動は商品化されている。そして現代は過情動社会になる MBTIなど自分をキャラクター化する事は、その人の自己理解の幅を狭める事に繋がってしまう。多様な個性が一つのカテゴリーに押し込まれ、その事例を探るうちに近づいてしまう。 ベタで普通の一階の欲求と何かを欲しがっている状態でありたいという2階の欲求 陰謀論と考察を「正解」があるという前提で成り立っているものだという指摘が面白かった。 他のインフルエンサーと比べてVtuberが炎上しやすいことを、がわをかぶっているからおもちゃとしてとらえやすく、攻撃のハードルが低くなってる。 960円 - 2025年12月12日
二十四の瞳壺井栄借りてきた読み終わった戦争の憎しみを教師と生徒と言う関係で描いた心温まる一冊。 戦前の平和でほのぼのとした生徒と先生の幸せな暮らしから戦争が始まることで少しずつそれらが奪われていく姿、戦後にもう一度集まるもそこには全員が揃うことは無い虚しさがあった。 日本の教育によって戦争を肯定していた大石先生の息子が妹の死をきっかけに、戦後にも戦争による死はあるのだと実感し考えが変わる描写が見事だった。 700円 - 2025年12月8日
やり抜く力アンジェラ・ダックワース,神崎朗子借りてきた読み終わった読んだ感想として、何かに対して懸命に努力している人たちをとても勇気づける内容であった。人は生まれながらの才能に目を向けがちだし、そもそもやり抜く力自体も才能で決まると思っている。しかしこの本では生まれながらの才能よりも、やり抜くことが重要であると熱く解説してくれている。何か目標を達成したい人にお勧めしたい一冊。 人が成功出来るかどうかはやり抜く力で決まる。好き嫌いをハッキリさせよう。 困難原因を一時的で特定的なものと考える。そうする事でそれが解決できる物だと考えられる。 失望からも学ぶ事があると考え、進み続ける。固定思考ではなく成長思考でスキルを伸ばしていく。 成功の後で褒めるのではなく、もう一回り上の課題を設定すること 1600円 - 2025年11月29日
神田川デイズ (角川文庫)豊島ミホ借りてきた読み終わったキラキラした大学生活ではいが、何者かになりたいという欲望を抱えるそれぞれの大学生達が各々の方法で自由な大学生活を過ごす様が混沌としていて、苦しさやもどかしさもありながらもそれぞれの形の生き方が描かれていて面白かった。 18年前の小説で、今と変わらない大学生のアンバランスさと、全く違う交友関係の築き方などが新鮮だった。 500円 - 2025年11月25日
考察する若者たち三宅香帆読み終わった買った現代の若者たちの間で流行している物がもつ共通点や平成から令和における変化から令和の若者を読み解く一冊。 考察文化の広がりには若者たちの報われるゴールを求めている態度が影響している。本を読むにしてもアニメ、映画を見るにしても見たこと+αで報酬が欲しい。だからこそただ作品を鑑賞して終わりではなくて、その後に考察動画をみてより意味のある時間にする。 1000円 - 2025年11月23日
- 2025年11月15日
言語化するための小説思考小川哲借りてきた読み終わった小説家の小川哲が小説に対する考えや、実際に小説書いている最中に考えている事を学べる一冊。 作者と読者の間にある情報格差によって、それが謎解きになるかミステリになるか決まる。 どれだけ読者に「私に向けられた話だ」と思って貰えるか、と言う点が赤の他人に自分の話を聞いて貰うための文章技術である。 アイデアは生み出すものではなく、見つけるものであり、「視力」である。 「小説家の仕事の一つは偏見から読者を解放する事である。」よく小説を読むことのメリットととして、他者の視点で物事を見ることが挙げられるが、まさにこれに当てはまると感じた。自分以外の視点を体感する事で、自分が持っていた偏見から解放される。自分は読書で似たような経験を何度もしてきたので、とても納得させられた。 勝利条件が未だに定まっていないからこそまだ小説はAIに代替されていない。 1100円 - 2025年11月4日
イン・ザ・メガチャーチ朝井リョウ読み終わった買った視野を広げる事が良いとされている世の中ではびこっている「推し活」という名の視野を狭める行為。その行為を助長させる為に働く、推し活を仕掛ける側の視野の広い人間。先述の通り視野を広げる事が良いとされている中で、仕掛ける側の視野の広い人間が孤独を感じ視野を狭めて快楽を求めてしまう姿からは、物事に正解などないのだと感じられた。 依存症を治すには別のモノに依存させるのが一番手っ取り早いという話を思い出した。結局、楽を求めている生き物である人間は皆何かにすがりたい。だからこそ例えそれが馬鹿にされたとしてもそれを信じ、身を捧げる事で、自分を保つ。 全体を読んだ感想として一番感じたのは、苦しさだった。それぞれ異なった立場でファンダムに関わっている3人の中で、自分は同い年で同じINFPの武藤澄香に特に感情移入して読んだ。澄香がファンダム経済に取り込まれる前の、親の期待に応えられていないことや周りとの意識の差に疲れ、自分が下に見ている人と話すことが楽であるという感覚が自分にも当てはまり、だからこそ現実逃避の手段として無意識のうちにファンダムにのめり込んで自信を正当化する姿に自分を置き換えてしまい、読む手が止まらなかった。 2000円 - 2025年10月31日
推しの殺人遠藤かたる借りてきた読み終わった『このミステリーがすごい』大賞文庫グランプリ受賞作。現在ドラマが放送されているので見る前に原作を読んでおきたいと思い借りてきた。 タイトルから近年ブームになっている推し活から派生したミステリーを想像したが、どちらかというとアイドルとそれを取り巻く環境によるミステリーであり、原題が『溺れる星くず』であったことからもタイトルのインパクトと内容のギャップを感じる部分があった。 三人のアイドルだけでなく、社長やマネージャーなど登場人物を描くのがとても上手いと感じた。メインとなるアイドル達は話し方や背景から人物像が浮かんでくるし、その他の登場人物も容赦や特徴に関する描写が的確でわかりやすくスラスラと読める作品だった。 790円 - 2025年10月27日
世界99 下村田沙耶香借りてきた読み終わった世界がリセットされ、差別や分断で溢れていた社会は一度無くなった。しかしすぐにそれは復活しまた社会を蝕む事になる。 主人公の人生に関わってきた物や人全てが主人公を形造り、下では完全に淡白でその場凌ぎの上とはまた違った呼応をしている様に感じた。 全体を通して性愛、差別、信仰、分断など現代の様々な問題を抽象化して別軸の世界として表している作品。まさに村田沙耶香さんによる現代の神話だった。 2200円 - 2025年10月26日
今、ラジオ全盛期。冨山雄一借りてきた読み終わった様々なメディアがある中で、ラジオだけが持っている色んな強みが積み重なった事で現在、静かな熱狂を生んでいると知った。 パーソナリティの粋な行動やそれに応える裏方の凄さ、いい意味で内輪ノリが多い世界だからこそ作り出せる面白さ、radikoやポッドキャストによる新たな楽しみ方、ラジオをよく聞く人もそうでない人も面白いと思える内容だった。 1580円 - 2025年10月22日
正欲朝井リョウ借りてきた読み終わった何故か私は普通を題材にした本にとても惹かれる。実際にこの本も普通についてより考えを深めさせてくれた。『コンビニ人間』が好きな人なら絶対この本も好きだろうなって感じる。 1700円 - 2025年10月11日
世界99 上村田沙耶香借りてきた読み終わった愛情や絆を支配と表現するなど、この作品でしか感じられない体験が多くあった。特に印象に残った残ったのは、『自殺したのではなく、心が殺されたので身体をそれに合わせただけなのだ。』という一文。多くの場合、加害者も傍観者も被害者が自殺して初めて自らの罪の重大さに気付き後悔する。逆を言えば自殺しない限りはだれも自らの罪の重大さに気付かない。勿論、心の死は身体の死とは違い判断が用意ではない。しかし、この言葉がもっと多くの人に届いたら少しでも世界は良い方向へ変わるのではないかと強く心に残った一文だった。 2200円 - 2025年9月24日
読み終わった買った全てのエンタメは三宅香帆に通ず 映画、ドラマ、漫画、小説、etc… ありふれたコンテンツをただ消費して終わりではなく、鑑賞する事でそこで得た感想を「ネタ」として自分の中に取り入れる。そこで取り入れた「ネタ」を自分なりに料理して面白く話せるようになるための実践的な5つの方法を実際に三宅さんが書いた文章を基に身につける事が出来る本。 5つの中で個人的に一番面白かったのは時代の共通点として語ること。エンタメに限らず学術書までも利用してその時代の流行を捉える。流行に疎く、これまで流行りをどこかナナメに見ていた自分にとって、鑑賞した作品から流行の共通点を捉え自分から語るという考えはとても新鮮であった。 冒頭にも書いた通りまさに「全てのエンタメは三宅香帆に通ず」と言わんばかりの多くの作品が作中にも登場していて、どの作品も観てみたいと思わされてしまうため、最強のエンタメ販促活動だと思った。付録のブックリストは13ページにもなっていて、驚くべきことにこれらの多くは22~25年に流行したものなのでこの人に一生分のエンタメを語らせたら広辞苑並みの厚さになるのではないかと本気で思ったし、全部観たいのでチェックボックスをつけておいてほしいと思った。 980円 - 2025年9月22日
15歳のテロリスト松村涼哉読み終わった少年犯罪によって大切な人を失った記者と15歳の少年の2人の視点から描かれる物語。 登場人物それぞれの事情に共感させられ全員の事情を把握したとしても正しい答えにはたどり着かない。利己的さゆえに犯してしまった行為と他人の実情を知って初めて生まれる後悔。世界の無常さを描いている。 2019年に発表された今作は同じ年にヒットしたドラマ『3年A組』と重なるメッセージを持っている気がした。自らの事情から利己的な行動をとる人々。インターネット上で自分で考える事をせず、受け取った情報をまんまと受け入れ容易に信じ手のひらを返すそんな主体性のない愚かさをもった人々。彼らが持つ暴力性を描いた今作や『3年A組』が発表された2019年はバイトテロが大きく取り沙汰された年だった。脚本の時期などを考えるとそれが影響された可能性は低いが、インターネット上の悪人がテレビ、マスコミにも大きく取り上げられ始め、集中砲火の火力も格段に増していったこの時期。この2つの作品は一見悪人の視点を描いているが、本当に悪人と考えて良いのかを読者に考えさせる。そして何よりのメッセージが情報を鵜呑みにして過剰に騒ぎ立てるネット上の人々の愚かさだ。2025年現在もこのようなメッセージを持った作品は多く存在しているが、このムーブメントに終わりが来る日が訪れるのか考えさせられた。 680円 - 2025年9月20日
インストール綿矢りさ借りてきた読み終わった自称変わり者である主人公の「毎日みんなと同じ、こんな生活続けていいのかな。具体的な夢はないけど野望はある。きっと有名になるんだ。」私は冒頭のこの言葉にとても共感した。何か努力をしている訳ではないが、きっと自分は特別な存在なんだ。自分をそのように評価して、普通に生活している他のクラスメイトを内心評価を下げる。クラスに馴染めなかった現実と思春期のアンバランスさによる現実逃避した思考。その後も変わり者らしい行動をとってみることや、小学生に対しての大人ぶった言動が主人公のキャラクターをより魅力的にしている。 この本が書かれたのは2001年インターネットや近所づきあい、どこか淡白な親子関係など今とは違う点が多くあるが、思春期のアンバランスな感情や思考は20年以上経っても変わらないものなんだなと思った。 380円 - 2025年9月19日
#真相をお話しします結城真一郎読み終わった謎が一つ解決された後、さらにそれ以上の謎(真相)が出てくる二段構えの展開が面白くて伏線を思い出す為に何度か読み返してしまった。 個人的に一番好きだったのはヤリモクの話で、主人公は40代の父親だが、よくいる娘や妻よりも立場が下の情けないタイプではなく、自分に自信があるカリスマ美容師かつイケオジという主人公のキャラクター性が珍しくその視点で書かれた話の新鮮さが面白いなと感じた。 今年映画化されたようだが、この短編集をどうやって一つの映画にまとめたのか気になるので配信を待ちたい。 590円 - 2025年9月17日
あっという間に人は死ぬから 「時間を食べつくすモンスター」の正体と倒し方佐藤舞(サトマイ)借りてきた読み終わった誰もが平等に与えられている24時間365日という時間を自分が幸福になるためにどの様に使えばいいのか?と言う問に対して筆者の経験、様々な名著、研究結果、実際に起こっている事象などから考察し、有意義な時間を過ごせるようにしてくれる本。 そもそも、なぜ時間はあっても有意義な使い方が出来ていなかったのか。それは生きる意味を見出せないままでいる結果、他人からの承認を求めるようになり財産、地位、名誉など一般的なニーズに拘り初め、失敗すると無価値感を感じるようになる。 何か自分がしたいことに対して、本命の行動ではなく代替の行動で時間を浪費している。という言葉が自分に刺さった。やりたいことや欲しい物があるのなら直接それを求めるべきであり、回り道をして前に少しずつ進んだ気でいるといつの間にか本当に欲する事に時間を使えなくなると思った。 1600円
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