
数奇
@suuqi
2025年11月16日
はてしない物語
ミヒャエル・エンデ,
ロスヴィタ・クヴァートフリーク,
上田真而子,
佐藤真理子
読み終わった
本の中に入り込むまでの展開が面白すぎて夢中で読んだのだけれど、その後に主人公・バスチアンが嫌な奴になっていく展開が辛くて、最終的にもあまりバスチアンの反省を感じられなかった点は残念…。アトレーユ寛大すぎる…。
個人的には『モモ』を読んだときほど刺さらなかったけれど、個々のシーンやキャラクターはとても印象的だし、後半に出てくるモチーフはどれも人生の何かに置き換えられそうで、読み返すたびに新たな気づきがありそう。バスチアンが最後の記憶と引き換えに望むものと、忘れられた夢が堆積する場所で一枚の絵を探すシーンがとても好きで、終盤の展開は素晴らしかった。子供のときに読んでいたらかけがえのない一冊になったのだろうな。





