
五月晴
@satsukibare
2025年11月15日
図書館の魔女 第三巻
高田大介
読み終わった
かつて読んだ
再読。
祭りのさなか、マツリカに罠が仕掛けられる場面が印象的。不気味な傀儡の大道芸に、おそらく目を輝かせて見入るマツリカと、熱狂する民たちの異様な空気感は読んでいてとてもぞわぞわします。嫌な予感がするのに目が離せないわたしは、まるでマツリカのようでした。言葉を失い、気が狂いそうになっているマツリカの痛々しい姿にはこちらも胸が締め付けられます。
全4巻中3巻ですが、まさに起承転結の転にあたる巻。
ここでやっと敵国二ザマの陛下の人柄も分かりますが、わたしは二ザマ帝大好き。

