本読みの旅人 "AはアセクシュアルのA 「恋..." 2025年11月16日

AはアセクシュアルのA 「恋愛」から遠く離れて
アロマンティック/アセクシャルを可視化しようとする時に、何となくマジョリティが求める像にある程度迎合しないと理解してもらえない=可視化できないんじゃないか、という気になってしまう時がある。必死になればなるほどマジョリティが求める像を強化してしまうんじゃないかと。 ただ、そもそも何で私が私でいることをこんなに説明せねばならんのだと怒りと疲れも感じる。私は私でいるだけなのに。 著者と同じ人間ではないから、この本が私の怒りを全て代弁してくれるなんてことはもちろんない。それでも今後また悪魔の証明を求められる時、セクマイ(アロマ/アセクだけでなく)への誤解を目の当たりにした時、何だか心の盾になってくれそうな、そんな本。
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