AはアセクシュアルのA 「恋愛」から遠く離れて
95件の記録
ayu@hkd_aym2025年11月22日読み終わった身近に、身近すぎるほどに当てはまる人がいて、何か力になれたらと思って読んだ。 力になろうとすることは望んでないかもしれないけど。 死んでいい人なんていないのだから、幸福であってほしいと思うから、助けたい。
kawazmuri@01non-kawaz-use2025年11月17日読み終わった@ 自宅アセクシュアル・アロマンティック(他者に恋愛的・性的な惹かれを感じないセクシュアリティ)の著者によるエッセイ。 世の中の恋愛規範をとても鋭く細かく分析、その問題点を指摘している。 既刊の装いとジェンダー規範について語るエッセイ『かわいいピンクの竜になる』(ロリータファッション好き・気になってる方は読むべし)でも思ったのだけど、川野芽生さんの言葉遣い(言語運用、言葉選び?)や注釈の付け方にはすごく救われる。ジェンダーやセクシュアリティについてたくさん調べて、それらを取り巻く社会構造に自分はどういう違和感を感じているのか、どういう問題があるのかをたくさん考えて言語化してきたひとの言葉だとわかるから、川野芽生さんの文章はわたしにとって数少ない、気を抜いて読める文章だ。 それからなによりも見ている世界がすごく素敵で、妖精とか竜とか鳳凰とかゴブリンとかがふつうに出てくる。日常では押しなべて使われてしまう言葉たちも丁重に扱われていてうれしくなる。読んでいるときはわたしも川野芽生さんの世界にお邪魔させてもらっている気分になる。 おまもりがふえたね。





本読みの旅人@hi_tommy9302025年11月16日読み終わった@ 飛行機アロマンティック/アセクシャルを可視化しようとする時に、何となくマジョリティが求める像にある程度迎合しないと理解してもらえない=可視化できないんじゃないか、という気になってしまう時がある。必死になればなるほどマジョリティが求める像を強化してしまうんじゃないかと。 ただ、そもそも何で私が私でいることをこんなに説明せねばならんのだと怒りと疲れも感じる。私は私でいるだけなのに。 著者と同じ人間ではないから、この本が私の怒りを全て代弁してくれるなんてことはもちろんない。それでも今後また悪魔の証明を求められる時、セクマイ(アロマ/アセクだけでなく)への誤解を目の当たりにした時、何だか心の盾になってくれそうな、そんな本。

スターガール@yesor_yes2025年11月14日読み終わった「おまえは、おまえが思っているような人間ではない、と言われ続けるのは苦しかった。おまえはおまえが望んでいると思っているものを望んでおらず、おまえが望んでいないと思っていることを望んでいる。おまえはおまえがそうありたいと願っているようには生きられない。おまえは必ず変わる。おまえが今思っているのは全部『ほんとう』ではない、と。」 「でも私は自分で選んだと思っている。家族としてであれ、何であれ、出会う人を選ぶことはできないけれど、その相手を愛するかどうかは自分で選ぶことができて、私は家族として出会った人を愛することを選び、愛するという実践を日々してきたつもりでいる。」

睡眠時間@yomuyomu2222025年11月10日読んでる読み終わったいま、自分が何かわからなくてぐちゃぐちゃで苦しい時期だったので、本当にこの本を手にとれて良かったと思う。終始かっこいいけど124ページの文章かっこよすぎる 124ページ 私がアセクシュアルを名乗ることは、アセクシュアルの存在を周知させる一人キャンペーンみたいなものだ。 アセクシュアルを自認しているけれど名乗れない人の分も、アセクシュアルを自認することに躊躇いがある人の分も、自認はしていないけれど似たような体験を所有している人の分も、私が恋愛や性愛に興味がない人の存在を知らしめていくことができる。そうすれば少しは生きやすい世界が作れるはずだ。 201-202ページ「恋」という言葉について それは本来、恋愛に限らず、人間に限らず、鳥に対して、花に対して、月に対して、季節に対して、過ぎ去った時間、かつて暮らしていた土地、おぼなきおく、もう存在しないもの、まだ存在しないもの、どこにもないもの、目の前にあるのに決して手に入らないもの、見えているのに夢でしかないもの、そんなあらゆるものに対する感情を指す言葉だったのに。



ほんね。@Honne_03302025年11月6日読み終わった非常に興味深い。興味深いって言い方も変だけど。 改めて、「かわいいピンクの〜」と一緒に読めて良かったと思う。 何となく、日々うっすらと思いながら、固く抱え込んでいたものを一緒に荷降ろししてくれるような読み心地。途中、分かる〜ってなりながら読んだ。 (ていうか、本当に「やってみたら変わるかもよ?」って言ってくる人間は多い。今までが悪かっただけで俺となら〜タイプ。こっちは大真面目に話をしてるのに全然聞いてなくて、あの自信はどこからくるんだろうって、ずっと怒りの気持ちがある。著者の気持ちが痛いほど分かって苦しかった) 別に私はアロマンティックでもアセクシュアルでもないと思うけど(感覚としては性嫌悪に近いのかな)、自分が違うからといって他者も同じだと考えるのはあまりにも視野狭窄かなと思う。 最近、アロマンティック/アセクシャルを始めとした内容に興味があるので、文末の他の資料も読んでみようと思う。






兎華白 莉犀@togarise2025年11月5日読み終わった言葉がキツイなと思った部分もあったのだけれど、筆者が今まで受けていたマジョリティからの抑圧によるものだと思って読み進めた。 恋愛そのものがマジョリティなのだと分かって、いい読書体験になった。


lily@lily_bookandcoffee2025年11月2日買った@ 紀伊國屋書店 新宿本店やっとサイン本買いに行けた! かわいいピンクの〜も読んでるし、このエッセイのネット連載版も読んでいて、発売を待ち侘びていた 川野さんは私の感じている違和感を丁寧に言語化してくれて、そして1人じゃないと励ましてくれる。本当にありがたい


lily@lily_bookandcoffee2025年11月2日読み終わった@ 自宅良かった〜!この導入だけで毎回泣いてしまう „心ない言葉を投げかけられることも、 恋愛をするように圧力をかけられることも、 恋愛の話を誰もが共有できる話題であるかのように振られることも、 他者の性的な侵襲に傷付いてもそれを「潔癖さ」のせいにされてしまうことも、 自分は本当はアロマンティック/アセクシュアルではなく、未熟なだけなのだろうかと悩んでしまうこともー アロマンテイック/アセクシュアルだから経験したことではない。 アロマンティック/アセクシュアルに無理解な社会だから経験したことだ。“



橋本亮二@hashi_shi2025年10月24日読み終わったBOOK MARKET in 紀伊國屋書店新宿本店で初売り購入。おどろくほどよかった。読めてよかった。盲が啓けたとも思うし、自分がずっと思ってきた、自信なく抱いてきた疑念が照らされ晴れたよう。川野芽生さんのエッセイは初めて読んだかもしれない。小説も歌集もどんどん読んで読み返したい。








































































































