
Miyoshi
@miyoshi
2025年11月17日
さよならジャバウォック
伊坂幸太郎
読み終わった
この疾走感を浴びて、伊坂幸太郎の小説ってこうだった、と久しぶりに思い出した。おしゃれな会話の調子はよく言えば味がある、悪く言えばみんな同じ人物が話してるみたい。
主人公の一人称視点なので、わからないまま話が進むことへのストレスはそれなりにあった。
たたみかけるようなネタ明かしと最後の大円団は、作者が伊坂幸太郎という時点で担保されていた。
「夫は死んだ。死んでいる。私が殺したのだ。」この売り文句は、キャッチコピーとしては良く機能しているとは思うが、この小説の魅力は別のところにあると思った。



