
結
@yi_books
2025年11月17日
シェイクスピア全集(10)
ウィリアム・シェイクスピア,
松岡和子
読み終わった
Casual Meets Shakespeare
『ヴェニスの商人CS』シリアスver.の配信を観ながら読みました。
戯曲での転換や台詞の位置、それを発する人が実際のどう脚色され演出されたのか、今この時代にこの作品を上演する意図が滲むようでグッときてしまった。
舞台を観た時に特別好きだったシーンがほぼオリジナルだったりして、松崎文也さんの、CMSの凄さに慄いてしまった。
語りの存在と、シェイクスピアの堅苦しい言い回しを残したり崩したりの絶妙なバランスが、シェイクスピアでありながらわかりやすい演劇作品になっている両輪の面白さだと感じた。
今回は配信を観ながら読んだので、原典にあまり重心を置いて読むことができなかったけれど、そもそもの作品の面白さやメッセージ性、ときには皮肉のようなものが、松岡さんの豊かで的確な語彙によって現代の日本に生きる私が読んでもしっくり飲み込める翻訳がされていて嬉しかった。改めて再読したい。



