
きらた
@kirata
2025年11月18日
アリアドネの声
井上真偽
読み終わった
巨大地震が地下都市を襲い、3つの障害を抱えた女性が遭難した
見えない·聴こえない·話せない女性を救う手立ては1台のドローンに託される
浸水や炎が迫る中、猶予は6時間
遠隔操縦のドローンで女性を安全地帯まで導く事は出来るのか‥‥?
時はSNS全盛期
情報は真偽を確かめもせず拡散されていく
暴露系YouTuberが忍び込んできたりと、モラルを問う行動も描かれる
重なるトラブル、浮かび上がる疑念、渦巻く悪意に揺れ動くのは、操縦者である高木の心
級友から投げつけられた言葉、過去の出来事、今行わなければならないこと
それらが重なり合い、葛藤しながらも前に進もうとする姿に読み手は心を震わせるのだ
最後までイッキ読みした本作は、ミステリよりもヒューマンドラマして紹介されるべきなのでは?と感じた
最後にあったあの雄たけびは、読者の耳にも響き渡ったことだろう
味わい深い素敵な作品でした



