こはく "蛇にピアス" 2025年11月17日

こはく
こはく
@nqou-book
2025年11月17日
蛇にピアス
蛇にピアス
金原ひとみ
巻末の解説で村上龍さんが言われていた通り、たぶん10代20代にしか書けない小説だと思いました。 歳をとって30代や40代になってから同じようなものは書けても、どこか白々しい偽物になる気がする。 どうでもいい、どうなってもいい、人生に意味なんてない。 そんな10代のときの世の中への無気力と激しい怒り。 破滅的とも違う言葉にできないなにか。 うーん。この感情はなんだろう。 この物語のような世界で生きたわけではないんだけど(むしろ真逆の平和な世界。笑)、どこか懐かしさを感じました。10代で平成を生きた人には特にぶっ刺さる気がする。 素晴らしく青春小説だと思います。 読んで良かった!
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