蛇にピアス
55件の記録
- saori@sweetbox1042025年11月23日読み終わった身体のあらゆる箇所にいろんな痛みを感じながら、最初から最後まで一気に読み終えた。 みんな痛々しい。若さ。幼さ。愚かさ。 わたしは彼ら彼女らの親に近い年齢になってこの作品を読んだけど、きっと発表当時に手にしていても最後まで読めなかったと思う。強すぎて。 ほかの作品も少しずつ読んでいきたいな。



こはく@nqou-book2025年11月17日読み終わった巻末の解説で村上龍さんが言われていた通り、たぶん10代20代にしか書けない小説だと思いました。 歳をとって30代や40代になってから同じようなものは書けても、どこか白々しい偽物になる気がする。 どうでもいい、どうなってもいい、人生に意味なんてない。 そんな10代のときの世の中への無気力と激しい怒り。 破滅的とも違う言葉にできないなにか。 うーん。この感情はなんだろう。 この物語のような世界で生きたわけではないんだけど(むしろ真逆の平和な世界。笑)、どこか懐かしさを感じました。10代で平成を生きた人には特にぶっ刺さる気がする。 素晴らしく青春小説だと思います。 読んで良かった!

はるね@harune2025年7月26日読み終わった凶暴で大胆なストーリーだった。若者にしか書けない作品だということもあるけれど、フィクションとはいえこれだけの内容を曝け出した勇気にも圧倒された。やっぱりすごい作家さんだなあと思う。
F@piyo12002025年4月25日読み終わった激しい!面白い。すらすらよめた。 所謂不良?の人達の感覚とかを体験する感じ、こういうことを考えて生活してるのかなあと、自分は体験できなかったものを教えてくれる


鯨るか@cugiraluca2025年4月5日読み終わった恋人アマと彫り師シバさんに出会ったルイが、渋谷を舞台に身体改造にのめり込む話。暴力や性描写が多いけど不思議と清潔な感じ。ルイの以下の台詞には共感しないでもない。「こんな世界にいたくないと、強く思った。とことん、暗い世界で身を燃やしたい、とも思った。」(p.45)「私はただの一般人で構わない。ただ、とにかく陽の光の届かない、アンダーグラウンドの住人でいたい。子供の笑い声や愛のセレナーデが届かない場所はないのだろうか。」(p.46)でも、ルイが男性と関係を持つ前提で生きているのは短絡的な感じがして乗れないかな
猫@mao10122025年3月8日かつて読んだ比較的少ないページ量の中に詰め込まれた感情や情景たちがあまりにも膨大すぎて、暫くその波に引っ張られてしまった。身体に残す痛みや痕がその人にとってはかけがないのないものであったり、魂の叫びだったりする。金原ひとみさんのデビュー作なんだ。圧倒されてしまった。
I.@spring_3172025年2月25日読み終わった若い頃喫煙程度の悪いことしかしておらず憧れの対象にもならない世界なので、気持ちを共感したりは出来ないものの、こういう世界があるのだろう、生き方や環境が違えば意外とすぐ傍にこういう事はあったかもしれないなと想像出来た 詐欺の受け子とかも近い問題な気がする 自分がこうやって生きれた環境に感謝する
magaokun@magaokun2024年8月15日読み終わった芥川賞芥川賞受賞の文学作品なので、楽しく読める感じではないが、意外とスムーズに読むことができた。 好んで読みたい小説ではないけど、、 20年前の作品なので、金原ひとみさんの最近の作品を読んでみたいと思う。




britt@britt_reads2024年5月14日もう一度読みたい友達と古本屋に行った時に恐らく100円で買った本。 タイトルがなんか聞いたことあるなあと思って、中身を知らずに購入。(後から調べたら映画にもなっていた) 私が知っている世界とはかけ離れた内容で、なぜかその世界にすごく羨望したのを覚えてる。 体中のピアス、隙間なく埋め尽くされたタトゥー、蛇のように2つに分かれた舌。 読んでいる間はずっと何かの夢を見ている気分で、またあの世界に飛び込みたいと思う。





































