ほいみ
@heal1
2025年11月19日
カラフル
森絵都
読み終わった
借りてきた
自分の人生をどう生きるのか。
他人事として、自分とは違う-離れた自分として-客観的に見てみると、全然知らない相手の世界がある。
いざ、自分のこととして捉えようとすると、途端に怖くなる。それでも、世界は黒でも白でもなく、カラフルな色で溢れている。
"人生、この世界に遊びに来てるんだよ"みたいな言葉を思い出した。
間違えたと思ったら、関係を結び直して。怖くても、自分の人生を悔いなく生きる。
生きることに絶望したり、目の前の小さな世界に希望が見えなくても、自分の人生と付き合っていけたらな。
高校生ぐらいまでの、手に届く範囲しか知らない時に、「捨てたもんじゃないかも」と、生きていくあたたかなメッセージになるのでは?
大人が読んでも、胸がジーンとなる素敵な本でした。
以下、引用。
「人は自分でも気づかないところで、だれかを救ったり苦しめたりしている。
この世があまりにもカラフルだから、ぼくらはいつも迷ってる。
どれがほんとの色だかわからなくて。
どれが自分の色だかわからなくて。」

