
DN/HP
@DN_HP
2025年11月19日
AIとSF
日本SF作家クラブ
買った
読んでる
ちょっと開いた
津久井五月の「友愛決定境界(フラターナル・ディシジョン・バウンダリ)」が良かった。AIにコントロールされる前の感情をフィジカルなコミニケーションで取り戻す、鵜呑みにしていた偏見のベールが少しだけ捲られる話。わたしはAIにはそれこそ偏見も含んでいそうな反感を持っているから、こういう話を読むと妙に納得してしまって、それはそれで危険というかフェアではない気もするけれど、それでもこんな物語は書かれて欲しいし、読みたい。この話でトラブルを起こすのはAIそのものではなくて、人の思惑と不手際だったりするのも重要かもしれない。
津久井五月は同じくハヤカワのアンソロジー『ポストコロナのSF』の「粘膜の接触について」も良かったけど、数年前にWIREDのSF特集で読んだ「地下に吹く風、屋上の土」がとても良かった。Webでも読めるからあとでまた読んでみよう。


