さみ
@futatabi
2025年11月19日
図書館には人がいないほうがいい
内田樹,
朴東燮
読んでる
「もし、図書館の書架が「自分がもう読んだ本とこれから読むはずの本」で埋め尽くされていたら、人はどう感じるだろう。この世のほとんどについてだいたいのことは自分にはわかっていると思い込んだ人間ばかりで構成された社会が、どれほど重苦しく、淀んで、風通しの悪いものか、少しでも想像力があれば、わかるはずだ」
一方では知らないことばかりに囲まれるよろこびに全身を浸すことができるのに(そう感じようと思わなくても、自然に)どうして私は「なんでわからないの?」というようなことを他人に対して平気で思うのだろう。後者は気を抜くとすぐ全知全能になりたがる自分とつながっている気がする。前者の発生条件とは。

