kota
@kotakota5
1900年1月1日
ワインズバーグ、オハイオ
シャーウッド・アンダーソン,
上岡伸雄
読み終わった
感想
およそ100年前に書かれたとは思えない、人間の剥き出しの有り様が紡がれている。今までの価値観で取り繕われるものを全て取り払い、人々が考えていることがそのまま書かれていると感じるような物語世界。(全て勿論架空なのだが。)現代、皆が自分に正直に生きられるようにと言われつつ、逆に無駄に取り繕われるものが多いと感じる近頃、このモダニズム文学の先駆けと言われる小説が広く読まれてほしいと思う。個人的に好きなのは、哲学者、狂信者-四部の物語-、神の力、語られなかった嘘。

