
GAST-KO
@GAST-KO
2025年11月20日
世界99 下
村田沙耶香
聴き始めた
本当に、まじですごい。
上巻を読んでる時はゆっくりと忍び寄っていた非日常に犯される感覚と、最後のカタルシスというか、世界が急にがらりと音を崩れる感覚で終わってから、つぎは世界が巡ってるような、それでいて変わってることを輪唱のような感じで重なって混ざっていく感覚。
何かに見られてるという感覚と、呼応して増長する感覚と、何かを与え続けている感覚と。何もかもが重なってるようで重なっていない。
もう無茶苦茶って感じなのに、人の在り方がリアルなように感じることも、とても不思議。
ただ今のところ思うのは、どこまでやっても人は人を辞めることはできないのかな?と思ったところでもあった。


